2025.10.17
ドクターコラム(第7号)心不全にご注意を!
ようやく朝晩が涼しくなってきました。特に高齢者は今年のような高温多湿が原因で
体調不良になることも少なくありませんが、この「体調不良」と思っていることが、
実は大きな病気が隠れていることも少なくありません。当院にも「最近、息切れや
疲労感が抜けない。食欲もあまりなく、もう寿命なのかも...」とずいぶん弱気で
来院された患者さんを各種検査等で精査したところ、「心不全」が見つかりました。
心不全とは、心臓が適切に血液を全身に送り出す能力が低下した状態を指します。
体の組織や臓器に必要な酸素や栄養が十分に供給されなくなり、倦怠感や息切れ、
咳、食欲不振などの症状が出ます。心不全は急性の場合と慢性の場合があり、
進行性であるため早期の診断と治療が重要です。歳だからしょうがない、と諦めずに
体調がすぐれない場合には、実は大きな病気のこともあり得るのでクリニックを
受診し相談してください。
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