ドクターコラム（第6号）当院でも血管伸展性（ABI）検査が受けられます

当院では、ABI（足関節上腕血圧比）という検査を実施しており、
動脈硬化の早期発見に役立つ重要な検査です🩺。この検査では、
両腕と両足首の血圧を同時に測定し、その比率を算出します。
ABIの数値が0.9未満の場合、足の血管が狭くなったり詰まって
いる可能性があり、動脈硬化や閉塞性動脈硬化症（ASO）が疑われます。
これらの病気は放置すると心筋梗塞や脳卒中などの重篤な病気を
引き起こすリスクを高めます。ABIの数値が低く足の動脈硬化が疑われる
場合、骨粗しょう症の重症化リスクと関連があることが分かっています。
ABI検査は、痛みもなく短時間で簡単にできる検査です。自覚症状がない
段階でも血管の異常を発見できるため、生活習慣病をお持ちの方や、
喫煙習慣がある方、高齢の方に特に推奨されます。外来診察中であれば
予約等も不要です。ABI検査でご自身の血管の健康状態をチェックし、
病気の予防と早期治療につなげましょう。